頸損だより事務局通信 No.34


活動予定

2003年度活動日誌、活動予定ページをご覧ください。


大阪障害者自立セミナー2003 (障大連主催)

「脱施設・地域自立の具体的な展望を創ろう!」

自立支援センター・エポック 第3回自立セミナー

「今後の障害者の支援費と介護保険の動向について考える」

星ヶ丘厚生年金病院ミニ・フォーラム報告

11/1(土)、星ヶ丘厚生年金病院2F作業療法室においてミニ・フォーラムが開かれました。当フォーラムは病院側の協力も得て頸損連絡会が、頸損で現在入院中の患者さんやご家族の方たちを主な対象に、講演や頸損当事者による体験談などのお話、また交流会を開こうというもの。頸損になったばかりの皆さんに頸損連絡会の存在を知ってもらい、退院後も会の行事などに参加することで、同じ体験を持つ仲間とのつながりの中から何らかの情報を得てもらったり、また交流していくなかで新たな発見につながればと、年に数回開催しています。

今回のテーマは「受傷後の体験談あれこれ」。頸随を損傷し、入院、そして在宅生活に戻られてから、今それぞれの生活をされてる4人の頸損会員さんに、これまでの体験談をお話してもらいました。

話し手の、Aさんは前日からの体調不良でこの日も熱を抑えながらの講演。星ヶ丘に入院中、好きだった看護婦さんとの出逢いが自分を変えた。自分で自分自身を受け入れられなかった日々は長く続き、スキューバダイビングの誘いにも「そんなの今の自分に出来るわけがない」と決め込んでいたが(もちろんAさんはチンコントロール型電動車椅子に乗っており、手も全く動かない状態)、ある日「もしこれに挑んだら入院中応援してくれてた好きだった看護婦さんも喜んでくれるに違いない。何かに挑戦してる姿を見せたい。」「それにやってみる前からあきらめてしまったら、今後ずっと悔いを残してしまうかも」と思ったそうです。実際に潜ってみると純粋に水中は気持ちよく、水平線や夕日などにもすごく感動できた。また背負ってた肩の荷も降ろせて、そこから一人でも外出していくきっかけがどんどん増えてきた。好きな人がいるということが、大きなエネルギーになっていたと思う。と過去を振り返りそう語った。

Bさんは入院しているとき、在宅に戻れる身内の状況ではなく、退院後は施設入所ということになっていた。いくつもの施設を見学したがカテーテルの処置をしてくれる施設もなく、また、やっぱり施設はイヤだとも感じていた。そんなころ病院スタッフに地域での自立生活を勧めてくれる人もあって、練習目的で病室のベッドに一定期間の約束でリフターをつけてくれた。また自らも自己導尿の練習を何度も繰り返した。結果的には一人暮らしを始め、今で10年にもなるという。入院中にはじめた車椅子ツインバスケ。ドイツへの海外遠征や、国内の遠征試合も数多い。新たに自分たちでチームを発足させ、車椅子ツインバスケットがライフワークにもなっているという。最近では仕事も始めたそうだ。講演のなかでBさんの身体レベルでのボールパス方法や、車椅子のキャスター上げも見せてくれました。(私はいつもB氏の動きを見て、なぜあの状態であんな動きができるの。人間のカラダって不思議だなあ。と感心している一人です。)

Cさんからは、通勤中のバイク事故時。その時の身体の様子やICUでの状況が話され、また入院時代を経て在宅に戻ったしばらく後、プロップステーションでパソコンを半年ほど勉強したこと。それをきっかけにインターネットを始め、メールで知り合った人たちと旅行に行くようになったことなどが話された。退院後しばらく手動車椅子に乗っていたがあまり自由に動かせずもどかしい思いをした。でもここ数年、電動車椅子に乗りだしたことでかなり行動範囲も広がってきたという。長島スパーランドのジェットコースターに乗ったときの話しや、もう何度も行っているUSJのバックトゥーザフューチャーは、やっぱり自分のこの身体の状態では超コワイ!ってことでした。聞いていたみんなも「そりゃあ、そうでしょう…」と誰もが納得。

Dさんは4人のなかでも頸損超ベテラン。何でかって?そりゃあ頸損歴もう30年近くにもなるから。約30年ほども前に入院当初の仲間数人と全国頸損連絡会の大阪支部、今の大阪頸損連絡会を担いだしたお一人でもある。入院当初、周囲を見てこれほど重度なのは自分だけじゃないかと思っていた時期があり、また同じ頸随損傷の猿木氏の本を読んで初めて自分も歩けないんだと認識したという。そんな中、自分よりも重度な方に出逢い「どんな状況であっても人は生きていけるんだ」と、自分の中に重くのしかかっていたものがスーッと降りていく気がしたそうだ。その後在宅に戻り社協関連の仕事に就いていたこともある。また家族との関わりのなかから、兵庫県リハの訓練センターで数年過ごすことになる。しかし昨年から地域に出て一人暮らしを成功させた。今年4月から始まった支援費制度を利用し、自立生活に大きく取り入れている。「退院後は支援費制度を大いに活用して、大いに社会参加して下さい。」とDさんは講演の最後皆さんに訴えた。ちなみにDさんはこの4月から兵庫にも頸損連絡会を発足させている。

■以上(事務局:鳥屋)

カンパありがとうございました。

紙面を借りて御礼申し上げます。

※4月以降、会費入金時やその他でカンパ下さいました皆様、本当に有り難うございました

お礼が遅くなりましたが、今後とも宜しくお願いします


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注 写真は省略しました。

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