春の準備
薄っすら残る雪の隙間
ひっそり静かに隠れてる
長い冬の間
厚い雪の下
ずっと寒さを堪え忍び
じっと我慢し待ち続け
雪が解けるまで
暖かくなるまで
力いっぱい生き抜いて
しっかり支度を整える
生命がふたたび顔をだす季節
春はもうすぐそこまで
再生
崩れかけた大木の幹
ひっそり芽生えた小さな希望
今はまだ手のひらに乗るくらい
いつかまた天に向かって
輝かしい未来へと
いのち
きらりと光る小さな目
とても小さな命の炎
大きな希望を胸に抱き
大きな声で叫んでる
ここに生まれてきたんだと
桜
やさしく通り過ぎる春風
小雪のように舞い降りる
うすく小さな恋のかけら
静かに流れる季節の中に
はかなく揺れる二人の心
声
見えない君を
感じる手がかり
うれしい声
たのしい声
かなしい声
おこってる声
いろんな気持ち
とどけてくれる
その美しい君の声